アイロンが効いたシャツに身を包んでいると、清らかな気持ちになります。自分や家族のために、アイロンを上手にかけてきちんと手入れした服装を用意したいもの。
でもアイロンが苦手な人や、ちゃんとしたやり方を知らなくて自己流にしている人は多いのではないでしょうか。
苦手な家事の上位にあがるアイロンがけ。熱い、シワが取れない、おかしな折り目がついてしまう、苦手な理由はいくつかありますよね。
実はアイロンを早く上手にかけるコツがあります。そしてアイロンには殺菌・消臭など目に見えない大切な効果もあります。
アイロン上達のコツを知って、明日から洗練された清潔な装いを手に入れましょう。
- アイロンが苦手
- シワがうまく取れない
- シワが戻る
- 早く効率的にアイロンを済ませたい

実は家事の中でアイロンがいちばん苦手です
でも、きれいに手入れされた服を着たいな〜

アイロンには適正な温度と湿度、かける順序などいくつかのコツがあります。ここでは、アイロンのコツを7つお伝えします。
- 洗濯表示の温度に合わせる
- スチームを上手に使う
- 面積の小さな部分からかける
- 力を入れすぎないように滑らせる
- 反対の手で生地を引っぱる
- 当て布で生地を傷めないようにする
- ハンガーにかけてシワ戻りを防ぐ
アイロンの温度は洗濯ラベルに表示されています。高すぎると生地が焼けたり溶けたりすることがあります。また、低すぎるとシワがとれにくくなります。
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アイロン低温 | アイロン中温 | アイロン高温 | アイロン使用禁止 |
110℃まで | 150℃まで | 200℃まで |

服に合ったアイロンの温度はこんなに簡単にわかるんですね
たくさんアイロンをかけるときは、設定温度が低いものから順にかけるといいですよ。
シワ取りには適度な湿気が有効です。
シワのある部分にスチームをかけることでシワが緩みやすくなるのです。
行きはスチームをかけながら、戻りはスチームを止めてかわかしながらするといいよ
ドライ専用アイロンでも、霧吹きでスプレーをして衣類に湿気を与えることができます。

シャツは「前立て→袖→襟→肩→身ごろ」のように、面積の小さな部分から順にかけると余計なシワがつかずやりやすくなります。
アイロンをかける前に台の上で衣類を平らに広げて、できるだけシワをのばしてから始めましょう。
アイロンは縫い目に沿って動かすのが基本です。ジグザグと左右に動かすと余計なシワができてしまいます。
アイロンの重さを利用し、力を入れすぎず滑らすようにあてましょう。生地にダメージを与えないように。服の上に置いたままにするのはNG。
アイロンを持っていない方の手で、進行方向にひっぱりながらアイロンをあてるとうまくいきます。

洗濯ラベルにご覧のような表示があるときは、当て布を使用しましょう。
衣類の上にアイロンがけ用のクロスや布をかけてからアイロンをかけると、素材を保護できます。
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アイロンがけをおこなったあと、衣類を完全に冷やすことでシワが固定され戻りにくくなります。
アイロンがけ後はすぐにたたまず、ハンガーにかけて数分間放置してから保管すると効果的です。


アイロンもいろいろあるけれど、デザインって昔から変わらないですよね
読者の皆さんはどんなアイロンを使っていますか?
お持ちのアイロンには自動スチーム機能がついていますか?
タンクに水を入れるのが面倒だったり、逆に使い終わって水を捨てるのが面倒だったり。
スチームが調子よく出るときはいいけど、ボタボタと大粒でもれてしまうときもあります。ちょっとイライラしますよね。
スチームを温める手間や時間がもったいないと思う人は、ドライアイロンでも良いかも。
霧吹きを別に用意する必要がありますが、霧吹きの量やタイミングを自由に選べたりするところもドライ専用使いのいいところ。
細かいミストが出る霧吹きを用意したいですね。
コードレスのアイロンは場所を選ばないし、細かいところに手が届いたりして便利です。
まめにアイロンがけの量が少ないときは、コードレスが小回りがよく便利です。
でも冷めやすいのがたまにキズ。充電台をそばに置きながらでないといけません。
一方、コード付きは温度を一定に保つことができるので便利です。
一度にたくさんの枚数をためてアイロンがけする人にはコードでつながっている方が便利です。
アイロンがけについて、温度・湿度・かける順序・力加減・反対の手の使い方・当て布・かけた後の冷却と7つのコツをお伝えしてきました。
全て基本的なことですが、自己流の理解で間違ったことをしてきた方もいたのではないかと思います。
「アイロンがけは面倒」。できるだけしたくないけど、コツを理解して手軽におしゃれな装いをしてみませんか?